この時代に映画(エンターテイメント)の力を信じた人々のドキュメンタリー
蒲郡市民の願いは、映画製作者、近隣地域にまで広がり、さまざまな奇跡をもたらした。
【INTRODUCTION】
いま、映画は必要なのか。
「裏ゾッキ」は、映画人たちのものづくりの裏側を深堀りしながら、
映画が来たことで大騒ぎになる町と、奮闘する市民の姿を追いかけ、
両者の絡み合いを描くドタバタコメディ!のはずだった。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大により、世界は一変した。
「裏ゾッキ」が記録した膨大な映像。
声を飛ばし笑いあい、食事を一緒に囲んで映画談義を交わし、肩を寄せ合って撮影した日々は、
もう戻らない映像の記憶となった。
完成した映画は、政府の判断に翻弄されながら、公開に向けてプランを立てては修正を続ける日々。
映画に町の未来を託した、市民たちの私生活も窮地に追い込まれる。
私たちは、当たり前にあった映画の存在を改めて考えさせられることになった。
この時代に映画(エンターテイメント)は、何のために、誰のためにあるのか。
【STORY】
竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。
制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!
平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。
豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。
そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。
その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の”裏側”を描く物語。・・・のはずだった。
ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウィルスの猛威。
映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。
ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。
【CAST】
蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか
ナレーション:松井玲奈
【STAFF】
撮影・編集・監督:篠原利恵
音楽:重盛康平 題字:大橋裕之
主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)
製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会
企画:伊藤主税、山田孝之
プロデューサー:牧有太 撮影:藤枝孝幸
制作:テレビマンユニオン 制作協力:and pictures
配給:イオンエンターテイメント
支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会
後援:蒲郡市
【RELEASE】
<製作年度>2021年
<製作国>日本
<DVD仕様>カラー/本編115分+特典映像計約30分(セル版のみ)/16:9/音声:日本語/ステレオ/セル版:片面二層、レンタル版:片面一層
<セル限定特典内容>
未公開特典映像:1.「ゾッキ」本当のクランクアップ/2.竹中組のさらなる裏側/3.山田組のさらなる裏側/4.齊藤組のさらなる裏側
<セル価格>3,960円(税込)