……絶ってぇ、リベンジしてやる!
ギャンブルに狂った男が、傀の打ち筋を盗む
【INTRODUCTION】
蛭沼=深沼が呼んだ援軍として、ノガミの秀が登場する第6弾。場の流れを読み、深沼を勝たせようとする秀と深沼のタッグに対し、傀は神の視点で卓を支配する。
決して見えるはずのない未来を追い求め、それでも「読もう」と足掻くギャンブラーたち。やがて傀の仕掛けが始まり、その腹を探ろうとするうちに、気づけば誰もが傀の掌の上で踊らされていく。
麻雀は不完全情報戦。完全に読み切ることなど不可能である。だがなお、場を支配されたかのように翻弄されるその瞬間こそ、ギャンブル魂が火を吹く。
負ければ負けるほど脳髄に昂ぶりが走り、神を体現するかのような傀の手筋に、裏プロ=ノガミの秀は魅了され狂っていく――。生粋のギャンブラーの性が剥き出しのされ傀に乗り移ろうとするドラマが展開される。
【STORY】
金を貸した相手に高レート裏麻雀を仕掛け、さらに借金を背負わせる“蛭沼”こと深沼(中本賢)。だが傀(根岸拓哉)の御無礼の嵐に翻弄され、追い詰められた深沼は援軍として裏プロ・ノガミの秀(小沢和義)を呼び寄せた。
登場した秀は傀からアガリを奪い、卓上の流れを掌握。深沼の欲しい牌を読み切り、差し込みによる鳴きを駆使させて勝ちを重ねさせる。場は完全に二人の支配下に置かれたかに見え、安永(藤重政孝)は焦燥を募らせる。しかし沈黙を続けていた傀が、第1巡から突如鳴きを入れる。そこから安永の手は面白いように育ち、傀の意図を感じ取った安永が勝負を決める。秀と深沼の連携は、いつしか傀に運を吸い取られる形で崩されていく。続く闘いの中で、深沼は執念で押し切ろうとするが、傀の大物手に打ち抜かれ、持病の心臓病で倒れてしまう。秀もまた完全な敗北を喫し、傀へのリベンジを誓うのだった。
秀は傀の闘牌をノートに克明に書き写し、意図を徹底研究していく。やがて、再度マンション麻雀へ現れた秀は“赤入り麻雀”を提案し、相手にチャンスを与えつつ欲を刺激して流れを操る新たな打法を編み出していた。その姿はまさに傀の闘牌を再現したかのようであった――。
【CAST】
根岸拓哉
藤重政孝
趙珉和
嶋尾康史
森山栄治
山田太一
山本しろう
海津雪乃
ひらがかんいち
石田佳央
奈良圭純
高杉心吾
小沢和義
中本賢
【STAFF】
監督:片岡修二/原作:天獅子悦也「むこうぶち 高レート裏麻雀列伝」(連載「近代麻雀」竹書房刊)
企画協力:竹書房/エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介/プロデューサー:海田晃弘、神崎良、見留多佳城
脚本:七字幸久/闘牌指導:ケネス徳田、中村毅/撮影・照明:瀬川龍/録音:山口勉/美術:中谷暢宏/装飾:大島政幸
編集:遊佐和寿/選曲効果MA:藤本淳/製作担当:鈴木智/監督補:近藤一彦/衣装:藤田賢美/ヘアメイク:上村詠子
制作プロダクション:G・カンパニー/製作:ライツキューブ
発売元:ライツキューブ
【RELEASE】
<製作年度>2025
<製作国>日本
<DVD仕様>カラー/本編73分/16:9/音声:日本語/ステレオ/一層
<セル価格>3,960円(税込)




