「闇金」に群がる人々の可笑しくて哀しい、そして、狂気じみた人間模様を
『大阪バイオレンス』シリーズの石原貴洋が大阪を舞台に描く
何故、高金利でも人はお金を借りるのか!?
【INTRODUCTION】
失業率2.6%、完全失業者数178万人と混迷を進む日本。
好景気の希望となるはずだった東京オリンピックの延期、さらに拍車をかけるように新型コロナウイルスとそれに伴う自粛と日本全体が衰弱へと向かっているような今の世の中。
そんな陰鬱とした世相を背景に、大阪の古き闇金業者で働く若者の成長物語。
金の価値とは? 生きることとは何か?
それらをブラックユーモア交えて描くハードボイルド作品。
【STORY】
短気で気性の荒い性格から傷害事件を起こしてしまい2年の刑期を終えた杉村春生は、偶然出会った闇金業者の酒井にスカウトされ、南八番興業という闇金で働くこととなる。
金利はトイチ、面談をして借用書にサインさせて貸すという昔ながらのアナログな闇金業者。
面談・貸付は社長の南宗衛門と息子の南三蔵が行い、取り立ては酒井が行っている。
事務所には他に営業の根津や事務の深田が働いている。
杉村は根津と酒井から闇金のノウハウを教わりながら、様々な借主から取り立てることとなる。
妻と子供からは愛想を尽かされ、貯金も仕事もなく自殺しようとしている近藤や、複数の闇金から金を借りているキャバ嬢の愛理、様々な事情で闇金から金を借りる人々に出会い、徐々に仕事の要領を得ていく杉村。
そして、闇金業者には敵味方が入り乱れており、その時の状況判断によっては命に関わるということも知る。
杉村は闇金を通して社会の表と裏にある人間と金の闇を知ることとなる…。
【CAST】
柾木玲弥
榊原徹士 朝井大智
兒玉遥 川﨑健太 中山こころ 舘昌美
虎牙光揮 海道力也
林海象
中野英雄
【STAFF】
製作:ライツキューブ/エグゼクティブ・プロデューサー:鈴木祐介(ライツキューブ)
プロデューサー:河野博明(ライツキューブ)/ラインプロデューサー:西村裕慶
脚本:松平章全/音楽:中森信福/撮影:谷康生/照明:白鳥友輔/録音:平川鼓湖
美術:崎原奈々香/小道具:桐木司/衣裳:中井芽依/ヘアメイク:高見佳妃(hairmake blossom)
制作:岸本景子/特殊メイク・特殊造形:野中比喩/制作プロダクション:石原映画工場/監督・原案:石原貴洋
発売元:ライツキューブ
【RELEASE】
<製作年度>2021年
<製作国>日本
<DVD仕様>カラー/本編69分/16:9/音声:日本語/ステレオ/片面1層
<セル価格>3,960円(税込)