Winny

ネット史上最大の事件。実話を基にした、挑戦と戦いの記録。

不当逮捕から無罪を勝ち取った7年の道のり。

【INTRODUCTION】

Winnyの開発者である金子勇役を演じるのは東出昌大。役作りのために現役の弁護士を交えた模擬裁判を実施し、体重を18kg増量させるなど、徹底したアプローチで撮影に挑んでいる。そして、金子氏と共に裁判へ挑む弁護士の壇俊光役を演じるのは三浦貴大。彼もまた、壇氏本人とコミュニケーションを取りながら役に向き合っていった。弁護士団を演じた出演陣には、皆川猿時、和田正人、木滝麻生、池田大、そして主任弁護士秋田真志役の吹越満。警察の裏金問題を告発する仙波敏郎巡査部長役に吉岡秀隆。ほかにも、渡辺いっけい、金子大地、渋川清彦、田村泰二郎、カトウシンスケが出演。さらに、吉田羊が金子の姉役として出演するなど、作品のメッセージに賛同した実力派俳優たちが集まっている。
監督は、自主映画として製作した『Noise ノイズ』(19)が国際映画祭で評価され、『ぜんぶ、ボクのせい』(22)で商業映画デビューを飾ったばかりの松本優作。これまで、社会の過酷な現場の中で生きる市井の人々を描いてきた松本監督は、金子氏の考えに共鳴。当時小学生だったため、事件の詳細を知らなかったが、真実を世の中に知ってもらうためにも取材を重ね制作に挑んだ。
Winny事件の顛末は、あまり世の中に知られていない。その事は、事件後の金子勇本人の人生も知られていないという事でもある。
これは、技術者の未来と権利を守るため、権力やメディアと戦った男たちの実話に基づく物語。金子勇の人生を目撃してほしい。

【STORY】

2002年、開発者・金子勇は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発、試用版を「2ちゃんねる」に公開をする。彗星のごとく現れた「Winny」は、本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出、次第に社会問題へ発展していく。次々に違法アップロードした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光は、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう…。そして、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する――。

【CAST】

東出昌大 三浦貴大
皆川猿時 和田正人 木竜麻生 池田大
金子大地 阿部進之介 渋川清彦 田村泰二郎
渡辺いっけい / 吉田羊 吹越満
吉岡秀隆

【STAFF】

監督・脚本:松本優作
企画:古橋智史 and pictures/プロデューサー:伊藤主税 藤井宏二 金山
撮影・脚本:岸建太朗/照明:玉川直人/録音:伊藤裕規/ラインプロデューサー:中島裕作/助監督:杉岡知哉
衣裳:川本誠子 梶原夏帆/ヘアメイク:板垣実和/装飾:有村謙志/制作担当:今井尚道 原田博志/キャスティング:伊藤尚哉
編集:田巻源太/音響効果:岡瀬晶彦/音楽プロデューサー:田井モトヨシ/音楽:Teje×田井千里
制作プロダクション:Libertas/制作協力:and pictures/配給:KDDI ナカチカ/宣伝:ナカチカ FINOR
製作:映画「Winny」製作委員会(KDDI Libertas オールドブリッジスタジオ TIME ナカチカ ライツキューブ)
原案:朝日新聞 2020年3月8日記事・記者:渡辺淳基
発売元:ライツキューブ

【RELEASE】

<製作年度>
2023年

<製作国>
日本

<DVD仕様>
カラー/本編127分/シネマスコープ/音声:日本語/ステレオ/片面2層
・特典映像:①2/14(火)完成披露上映会舞台挨拶(25分) ②特報(20秒) ③本予告(60秒)
・セル価格:4,400円(税込)

 

オフィシャルサイトURL
https://winny-movie.com/
発売日
2023/10/25
販売元
ライツキューブ
コピーライト
(C)2023映画「Winny」製作委員会